転生美少女聖女の中身は、バーゲン大好きな元専業主婦のおばさんでした
説明
四十五歳の専業主婦・佐々木京子は、亡き夫の命日に半額の牛肉を手にした直後、心臓発作で命を落とす。次に目を覚ましたのは、失敗続きの女神が土下座する白い空間だった。丈夫な二十歳の身体を望んだはずが、転生事故で与えられたのは十歳ほどの金髪碧眼の少女の姿。しかも落とされた先は、巨大な竜が闊歩する太古の密林だった。
狩人ゴラたちに救われた京子は、聖女リリアと呼ばれ、火を失いかけた集落で暮らし始める。しかし、テレビで見た火起こしも、肉の保存も、水の浄化も、知識どおりにはいかない。幼い身体はすぐに息切れし、指は震え、無理を重ねれば倒れてしまう。それでもリリアは、現地の人々の知恵へ頭を下げ、失敗を隠さず、小さく試し、皆で役割を分ける方法を探していく。
燻製肉、飲み水、在庫を示す結び目、巨大竜を退ける罠。彼女が作るのは奇跡ではなく、自分がいなくても続けられる暮らしだった。彼女を守るゴラ、火を受け継ぐティト、薬草を知るサナ、獲物を解体するサリたちも、知恵を出して集落を支え始める。リリアは皆の母親ではないと言い張りながらも、泣く子や飢えた者を放っておけず、小さな身体で背中を押していく。
やがて難民を受け入れた集落は、山のような草食竜の大移動によって壊滅する。泥の下から現れた古代水路と壁画を追ううち、リリアたちは空を引き裂く亀裂へたどり着く。亀裂が反応していたのは、彼女の魂が選ばれていたからではない。女神の失敗で、京子は知らぬ間に女神の現身へ入れられていたのだ。
だが本人は最後まで、ただの十歳の少女として泥にまみれ、皆と火を守り続ける。帰還を選んだ時、積み重なった無理が幼い脚を襲う。転倒し、ゴラの手を握り返せないまま、リリアは意図せず光の裂け目へ落ちてしまう。残された人々の安否は分からない。それでも遠い未来には、成功だけでなく、腐った肉や濁った水、消えかけた火まで描いた壁画が残っていた。
神に選ばれた聖女ではない。けれど、家族を守り、誰かの空腹を見過ごせない、おばさんパワー全開の魂は誰よりもしぶとい。これは、奇跡に頼らず、失敗と生活の知恵を次の手へ渡した元主婦の、切なく力強い異世界サバイバル物語。
エピソード1

精肉売り場のスピーカーから、場違いに陽気なジングルが流れていた。
火曜日の夕方。
スーパーの店内には、雨に濡れた傘と段ボール、生肉の鉄臭さ、それから夕食を少しでも安く済ませたい人間たちの熱気が混ざっている。
冷蔵ケースの前には、すでに十人近い客が集まっていた。
誰もが商品を眺めているふりをしながら、緑色のエプロンを着た店員の右手を見ている。
その手に握られているのは、値引きシール用のラベルガン。
赤い帯。
白い数字。
五十パーセント引き。
私は買い物籠を両手で持ち直し、人の流れから半歩だけ離れた。
前へ押し出れば、早い者勝ちの輪へ入れる。
けれど、そこで肩をぶつけ、商品を落とし、店員に嫌な顔をされるのは割に合わない。
狙うのは、目の前の目玉商品ではない。
店員が最初の数パックへシールを貼った瞬間、皆の視線と手がそこへ集中する。
その間に、少し端へ置かれた同じ部位を取る。
バーゲンで大切なのは、力ではない。
人が次に何へ動くかを読むことだ。
店員が一枚目のシールを貼った。
客の輪が一斉に縮まる。
私は逆へ一歩動き、冷蔵ケースの端へ手を伸ばした。
国産牛肉、二百グラム。
少し脂が多いが、一人で二日に分ければちょうどいい。
店員がこちらにも赤いシールを貼る。
私はパックを静かに籠へ入れた。
「取れた」
誰に言うでもなく呟く。
それだけのことで、胸の奥へ小さな達成感が広がった。
定価なら手を出さない。
一人分の食事へ、国産牛肉なんて贅沢だ。
豆腐。
もやし。
鶏胸肉。
安い食材はいくらでもある。
それでも今日は、正夫の命日だった。
『たまには値段を見ずに買ったらどうだ』
生前、夫はよくそう言った。
『値段を見ないで買う人がいるから、家計が赤字になるの』
『うちは赤字じゃないだろ』
『私が見てるからでしょう』
『じゃあ、京子が欲しいものを買っても赤字にはならないな』
口だけは達者な人だった。
煙草をやめろと言っても聞かず、病院へ行けと言っても大丈夫だと笑い、結局、私より先にいなくなった。
「勝手なんだから」
籠の中の肉へ向かって言う。
健司と優香は、もう家を出ている。
健司は大阪で働き、忙しいという理由で正月にも帰らなかった。優香は料理の作り方を聞きたい時だけ、写真つきの短いメッセージを送ってくる。
二人とも大人だ。
母親が毎日食事を用意しなくても生きていける。
それは喜ぶべきことなのに、スーパーで一人分の肉を選ぶたび、籠が妙に軽く感じられた。
今日くらいは、少しだけ良い肉を焼こう。
仏壇へ一切れ供えて、残りは私が食べる。
正夫なら、供えた肉まで早く下げて食べろと言うだろう。
私は籠の中身を確認した。
牛肉。
豆腐。
長ネギ。
特売の卵。
牛乳は明日の方が安い。
洗剤はまだ詰め替えが一本残っている。
会計は予算内。
申し分ない。
精肉売り場を離れようとした時、胸の中央へ固いものが落ちてきた。
「……っ」
足が止まる。
痛いというより、重い。
胸骨の裏へ熱した鉄の塊を押し込まれたような圧迫感だった。
息を吸おうとしても、肺が半分までしか開かない。
買い物籠の持ち手が、指から滑った。
卵のパックが床へ落ちる。
鈍い音。
透明な蓋の中で、殻が二つ割れた。
「あら、大丈夫?」
近くにいた女性の声がする。
大丈夫です。
そう答えようとした。
声が出ない。
首筋から汗が噴き出す。
顎と左肩まで、焼けるような痛みが広がっていく。
視界の端が暗くなった。
店員がラベルガンを放り出し、こちらへ走ってくる。
誰かが救急車と叫んだ。
私は床へ膝をついた。
冷たいリノリウムが、掌へ触れる。
まだ何も伝えていない。
健司へ、冷凍庫の奥に正月用の黒豆が残っていることを。
優香へ、戸棚の上段に母子手帳をまとめてあることを。
二人へ、もっと連絡を寄越しなさいと言いたかった。
正夫の命日だから肉を買ったと、笑って話したかった。
死ぬなら、家をもう少し片づけておけばよかった。
そんなことばかりが浮かぶ。
「参ったわね……」
ようやく漏れた声は、自分でも聞き取れないほど小さかった。
頬が床へ触れる。
目の前に、半額の牛肉が落ちていた。
パックの端が開き、赤い肉汁が床へにじんでいる。
もったいない。
最後に考えたのは、それだった。
蛍光灯の光が遠ざかった。
次に目を開けた時、私は真っ白な床へ横たわっていた。
胸の痛みはない。
息苦しさもない。
長年付き合ってきた腰の鈍痛まで消えている。
身体を起こし、胸へ手を当てる。
心臓は規則正しく動いていた。
病院ではない。
壁も天井もない白い空間が、どこまでも続いている。
少し離れた場所に、透明な机が一つ。
その手前で、銀色の長い髪をした女が土下座していた。
ひらひらした白い衣装。
床一面へ広がる光る髪。
顔は髪と伏せた腕に隠れ、ほとんど見えない。床へついた細い指だけが見え、なぜか自分の手を見ているような妙な既視感があった。
机の上では半透明の書類が勝手にめくれ、何枚も床へ落ちていた。
「違う、これも違う……どうして座標が……」
女は額を床へつけたまま、震える指だけを伸ばして書類を動かしている。
私が起きたことにも気づいていないらしい。
「あの」
女の肩が跳ねた。
「起きてしまった……」
「起きちゃいけなかったの?」
「いえ、起きること自体は、その……申し訳ございません!」
さらに深く頭を下げる。
「まず説明して」
「はい?」
「謝罪は、何が起きたのか分かってから聞きます」
女は顔を上げなかった。
銀髪の隙間から、涙が一滴だけ白い床へ落ちた。
「佐々木京子様。四十五歳。あなたは先ほど、元の世界で死亡されました」
「やっぱり」
驚かなかったわけではない。
胸の痛みと、床へ倒れた感触が残っている。
ただ、泣き叫んでも元へ戻れる気はしなかった。
「死因は?」
「急性心疾患です」
「救急車が早ければ助かった?」
女は答えに詰まり、視線を落とした。
「いい。正直に」
「肉体の損傷が大きく、救命は困難でした」
そう。
短く息を吐く。
健司と優香の顔が浮かんだ。
あの二人は、突然警察か病院から連絡を受けるのだろう。
優香は泣くだろうか。
健司は泣かずに、必要な手続きばかり先へ進めるかもしれない。
正夫を見送った時の私と同じように。
胸の痛みは消えたのに、別の場所が痛んだ。
「子どもたちへ連絡は?」
「元の世界へ干渉することはできません」
「一言も?」
「申し訳ございません」
できないことを責めても仕方がない。
けれど、簡単に納得できることでもない。
私は目を閉じ、二人の名前を心の中で呼んだ。
健司。
優香。
ちゃんと食べなさい。
無理をしたら休みなさい。
兄妹で連絡を取りなさい。
母親がいなくなっても、二人で生きなさい。
目を開ける。
「それで、あなたは誰?」
「転生管理を担当しております、下級管理女神です」
「名前は?」
「個体名の登録はありません」
「女神でいいわね」
「はい」
「私が死んだことは、あなたのせい?」
「それは違います!」
女神は慌てて両手を振った。
「死亡そのものは本来の寿命処理です。問題は、その後で……」
嫌な予感がした。
「その後?」
女神は震える指で半透明の書類を示す。
「本来、あなたの魂は安定した輪廻領域へ送られる予定でした。しかし転送座標の処理中に障害が起き、別の時代へ接続されてしまいました」
「別の時代」
「人類文明が成立するより、遥か以前です」
「恐竜?」
「竜種、巨大爬虫類、原始的哺乳類、その他の大型生物が生息しています」
「キャンセル」
「できません」
即答だった。
私は女神を見つめる。
女神は床へ視線を伏せたまま続けた。
「転送処理が始まっており、停止権限を持つ管理者は不在です。あと数分で、あなたは接続先へ強制排出されます」
「戻すこともできない」
「はい」
「安全な別の場所へ変えることも」
「座標は固定されています」
「あなたに何ができるの?」
女神は額を床につけたまま、机の書類へ片手を伸ばした。
謝るだけでは駄目だと、ようやく気づいたらしい。
「転生後の肉体設定と、最低限の生活補助を追加できます」
「最低限って、具体的に」
「現地の言葉を覚えやすくする《言語理解》。消えかけた火を短時間だけ保つ《火守り》。表面の泥や軽い汚れを減らす《清め》。傷の痛みや出血をわずかに和らげる《癒し》。近くにある生命の方向を感じ取る《生命感知》です」
「火を出せる?」
「無から炎は作れません」
「毒を消せる?」
「体内の毒や、分からない成分までは消せません」
「怪我を全部治せる?」
「重傷の完全治療はできません。使い続ければ、身体が冷え、意識を失う可能性があります」
「生命感知で、どんな生き物か分かる?」
「方向と大まかな強さだけです。遠くまで広げると負担が増えます」
説明を聞きながら、私は頷いた。
派手ではない。
何でも解決する力でもない。
けれど、使い方を間違えなければ役に立つ。
「肉体は?」
「補償として、健康な身体へ変更できます。外見の希望も、ある程度は」
「可愛さはいらない」
女神の銀髪が、驚いたように揺れた。
「ですが、せっかくの転生ですし、美しく若い姿は人気の――」
「巨大な獣に追われる場所で、睫毛の長さが何の役に立つの」
「それは……」
「走れて、荷物を持てて、病気がなくて、肉体労働に耐えられる身体」
私は机へ手をついた。
「二十歳前後。背は高すぎなくていい。脚と腰が丈夫。手も大きめ。飾りじゃなく、働ける身体」
「承知しました」
女神は宙へ指を走らせる。
伏せたまま伸ばした指先だけが白い光を帯びた。その光が私の手の甲へ一瞬重なり、鏡に触れたような妙な冷たさを残した。
光る文字が並び始めた。
二十歳前後。
健康。
高い持久力。
筋力補正。
そこまで読めたところで、白い空間が揺れた。
足元から低い振動が伝わる。
机の上の書類が明滅した。
「始まった?」
「予定より早いです」
女神の指が速く動く。
空間の端へ黒い亀裂が走った。
紙を破くような音。
白い床の一部が消え、底の見えない暗闇が覗く。
「急いで」
「年齢設定を入力しています!」
女神が細い光の目盛りを動かす。
二十。
表示が一瞬止まる。
次の瞬間、目盛りが激しく震え、数字が巻き戻った。
十九。
十八。
十七。
「止めなさい」
「止まりません!」
十六。
十五。
十四。
「女神」
「直します!」
十三。
十二。
十一。
「直してから確定しなさい」
「転送側から強制確定が――」
十。
表示が赤く光った。
私は女神を見る。
女神は床へ伏したまま、赤い数字を見上げる。
二人とも動かなかった。
「十?」
「い、いえ、これは一時表示で」
黒い亀裂が一気に広がる。
強風が吹き荒れ、半透明の書類が吸い込まれていく。
女神が机へしがみついた。
「佐々木様!」
「確定を解除して!」
「できません!」
「二十歳って言ったでしょう!」
「申し訳ございません! 年齢だけが下限へ滑って――」
半透明の書類へ赤い文字が走った。
**[管理者応答なし/年齢補正値暴走/安全下限を強制適用]**
白い床が割れた。
身体が宙へ投げ出される。
私は机の縁へ手を伸ばしたが、指は届かなかった。
床へ広がった銀髪と、必死に伸ばされた白い袖が遠ざかる。
「次に会ったら、説明書を最初から最後まで読ませるからね!」
「申し訳ございませぇぇぇん!」
落下した。
暗闇の中を、上下も分からないまま引きずられる。
耳元で風が唸る。
身体が熱くなり、次に凍る。
一瞬だけ、見知らぬ空が幾つも見えた。
赤い雲。
白い海。
巨大な月。
その全てが細い亀裂の向こうへ消える。
最後に、湿った緑が目前へ広がった。
私は泥の中へ落ちた。
両手と膝が、ぬるい水へ沈む。
腐った落ち葉と土の臭いが鼻へ入った。
「げほっ……!」
咳き込み、顔を上げる。
蒸し暑い。
息を吸うだけで、湿気が肺へ張りつく。
頭上には、家の屋根より大きなシダの葉が何重にも重なっていた。電柱ほど太い木。腕より太い蔓。皿ほどもある虫が、羽音を立てて暗がりを横切る。
空は、樹冠の隙間から僅かに見えるだけだった。
紫がかった空。
見たことのない鳥の影。
遠くで、金属を擦るような鳴き声がする。
私は立ち上がろうとした。
脚が短い。
腰の位置が低い。
白い服の裾が泥へ浸かっている。
両手を見る。
小さい。
柔らかい。
何十年も包丁と鍋を扱った手にあった硬い部分が、全部消えている。
「まさか」
近くの木の根元へ、雨水の溜まった窪みがあった。
泥の上を這うように近づき、水面を覗く。
丸い頬。
大きな青い目。
長い金色の髪。
小さな鼻。
白い衣装。
十歳ほどの、見知らぬ少女がこちらを見返していた。
私は自分の頬へ触れた。
水面の少女も触れる。
口を開く。
少女も口を開く。
「十歳……」
高く澄んだ声だった。
肺へ息を吸う。
女神は、年齢以外にも何か間違えている。
働ける身体を頼んだ。
脚と腰が丈夫な二十歳を頼んだ。
返ってきたのは、森の虫より頼りなく見える金髪の子ども。
私は立ち上がり、樹冠へ向かって叫びかけた。
だが、声を出す直前で止まった。
ここは知らない森だ。
大型の捕食者がいると聞いたばかりだ。
大声を出せば、自分の場所を教える。
怒鳴りたい。
女神の髪を掴みたい。
それでも、先に生き残らなければ何もできない。
「落ち着きなさい、京子」
小さな声で自分へ言う。
まず周囲。
水。
高い場所。
逃げ道。
食べられる物は後。
知らない水は飲まない。
知らない実は食べない。
《生命感知》を試そうとして、やめた。
使い方が分からない能力を、いきなり広げるのは危険だ。
目と耳を使う。
風は左から右。
水たまりの向こうに、太い木の根が作る隙間。
小さな身体なら入れるかもしれない。
私は泥だらけの服の裾を膝まで持ち上げた。
その時、地面が揺れた。
一度。
少し間を置いて、もう一度。
水たまりに円形の波紋が広がる。
歩く音。
重い。
近い。
左側の巨大なシダが、不自然に揺れた。
風ではない。
幹が折れる。
枝が落ちる。
何かが森の中を、こちらへ向かっている。
私は木の根の隙間までの距離を見る。
十歩ほど。
走れる。
そう判断した直後、シダの壁が左右へ弾け飛んだ。
湿った土の臭いが、熱く生臭い息に塗り潰される。
巨大な脚が泥へ踏み込んだ。
三本の鉤爪。
一本だけで、私の身体より長い。
乾いた血のような鱗が、太い脚を覆っている。
見上げる。
脚。
胴体。
黄ばんだ牙が並ぶ巨大な顎。
黄色い眼球が、ゆっくり動いた。
泥だらけの小さな私へ向く。
視線が止まる。
水面の波紋も止まった。
巨大な顎が、私を噛み砕くために開いた。
最新エピソード
床も壁も空もない。
視界の全てを、凶悪な白が埋め尽くしていた。
青白い光が薄れ、足が硬い面へ触れる。
指も腕も動く。
呼吸もできる。
火山へ近づくほど、世界の境目が薄くなった。
黒い火山岩を踏んでいたはずの足が、次の瞬間には雨に濡れた平らな道へ着く。中央へ白い線が伸び、錆びたガードレールが現れる。
アス
夜が明けるまで、石灰岩のドームでは誰もまともに眠れなかった。
焚き火の周囲には、集落から運び出せた物が並んでいる。
燻製肉。
乾燥芋。
木の実。<
鼻の奥へ、甘ったるい腐敗臭がこびりついていた。
仮の集落を囲む木柵の外側には、見たことのない真紅の蔓が一晩で広がっている。昨日までシダしかなかった場所だ。毒々しい葉には白い霜が降りて







