説明
シオンは触手型モンスター退治を生業とする女騎士。真紅のビキニアーマーを身に着け、長剣を帯び、軽装の利点である速度と身軽さを活用した華麗な剣術で、呪われた遺跡に蔓延る彼らに戦いを挑む。
そんなシオンが、触手型モンスターに無様な敗北を喫し、恥辱の限りを尽くされて屈服させられる、1話完結型の連続小説です。
エピソード1
――遺跡の入口は、苔むした石の口を開けていた。
風が吹き込むたび、奥から湿った息が逆に吹き返してくる。シオンは長剣の柄を握りしめ、赤いビキニアーマーの胸元を片手で整えた。鋼鉄のように焼けた金色の髪が、夕闇の中でもなお眩い。
「また一匹、獲物が迷い込んだか」
誰に言うともなく呟き、彼女は一歩、暗闇へ踏み込んだ。足音が谺する。壁に這う影が、まるで触手の先のように蠢いている。シオンは唇を尖らせ、軽く舌打ちした。
「今日こそ、根こそぎ狩り尽くしてやる」
先週、町の酒場で聞いた噂――北の遺跡で女騎士が消えた。残されたのは、粘液にまみれた鎧の残骸と、破かれた披風の切れ端だけ。シオンは依頼を受けた。触手を一匹でも多く倒せば、明日の生活が楽になる。それだけの理由で、彼女は危険を買って出る。闇が濃くなる。松明を差す暇はない。闇に目が慣れるまで、彼女は睫を何度も瞬かせた。その時、背後で音がした。――じゅるり。水気を含んだ肉が、石を這う音。振り返る暇もなく、足首に何かが絡まった。冷たく、ぬめった、生き物の輪。
「っ!」
咄嗟に剣を振るう。銀の弧が描かれ、触手の一房が切断された。飛び散る体液は、腐った海の匂い。シオンは眉をひそめ、距離を取った。
「卑しい罠だな」
嘲笑する声は、彼女自身に向けられたものだった。油断した。闇に紛れ、天井から這い降りる触手――これが、獲物を狩る常套手段。知っていながら、足を取られた。しかし、ここまでだ。シオンは膝を曲げ、次の瞬間、床を蹴った。斬撃は一閃、二閃、三閃。触手は紙のように裂け、肉の断片が暗闇に散る。息を整え、彼女は剣を振り払う。
「まだか?」
挑発するように声を張る。返事はない。代わりに、足元の石が濡れた。見下ろすと、切断された触手の切り口から、透明な粘液が噴き出している。それは這い、石の隙間を埋め、じわじわと彼女の影を呑み込もうとする。
「……汚らわしい」
踵を返し、奥へ進む。だが、その時だった。背後の壁が、動いた。いや、正確には、壁を覆っていた影が、立体を成した。無数の触手が、一つの塊となって蠢く。巨大な海月の傘のような輪郭。中心に、ぽっかりと口が開いている。そこから、精神が直接、頭に響いた。
『――遊んでやる、女騎士』
シオンは歯噛みした。
「貴様が、噂の」
言葉を返す暇はなかった。触手の群れが、雪崩れ落ちた。斬る。斬る。斬っても斬っても、数は減らない。切断面から噴き出す粘液が、床を鏡のように滑らせる。足が取られる。バランスを崩し、シオンは片膝をついた。
「く……っ」
その隙を突いた。二本の触手が、彼女の両手首を絡め取る。鋼のような力で、腕が持ち上げられる。剣が、手から離れ、石を打って跳ねた。
「ま、待て――」
次の瞬間、視界が逆さまになった。触手に吊り上げられ、彼女は天井近くまで持ち上げられた。足が浮く。赤いビキニアーマーの帯が、ぎりぎりと音を立てて食い込む。
『――剥ぐ』
精神の声が、耳の奥で粘ついた。シオンは顔を歪めた。
「や、やめ――」
言い終わる前に、胸元の布が裂けた。鋼鉄のような鎧の繊維が、触手の先に捻じ切られる。白い肌が、闇の中で露わになる。冷たい空気が、乳房を撫でた。
「ひっ」
羞恥が、背筋を走る。だが、それも一瞬だった。次の触手が、腰回りを這い、腰布を引き裂いた。布が千切れる音が、谺する。残されたのは、赤い靴と、手首のガントレットだけ。
「放せ……この、変態怪物め!」
暴れる。だが、吊られた体は、力を込めれば込めるほど、粘液に塗れた触手に絡め取られていく。腕、脚、腰。太腿の内側を這う先が、震える肌を舐めるように這う。
『――甘い、匂い』
精神の声が、鼻先をくすぐった。シオンは顔を背けた。
「違う……これは、戦いの汗だ」
自分に言い聞かせる。だが、触手は確信を持って、彼女の肌を這い回る。腋の下、鎖骨の窪み、へそ。そして、ゆっくりと、下腹部へ。
「や、やめろ……そこは」
声が震えた。触手の先が、太腿の付け根を這い、ふと止まる。そこは、彼女が誰にも触れさせたことのない聖域。だが、怪物は躊躇わない。粘液を滴らせた先が、柔らかな肉の谷を割った。
「あ、ああっ」
初めて、悲鳴が漏れた。触手は、ゆっくりと、体内へ滑り込む。温かな肉が、異物を拒み、締め付ける。だが、粘液が潤滑油となり、抵抗を嘲笑うように、触手は奥へ奥へと進んだ。
「だ、め……こんな、に」
視界が、涙で歪む。だが、涙すらも、触手が這い寄り、啜った。精神感応で、怪物の喜びが伝わる。
『――締まる、女騎士の蜜壺』
「ち、違う……これは、違う」
自分でも、何が違うのか分からない。触手が動くたび、体内で、ぬるりとした愉悦が広がる。腰の奥が、熱を帯びる。それは、剣の柄を握るときのような、確かな実感だった。
「こ、これは……戦いの、熱だ」
嘘をつく。だが、体は正直だった。触手が引き抜かれるたび、肉が追いかける。戻されるたび、奥が喜びに震える。最初は震えていた脚が、今では力を抜き、自然と開いている。
『――もっと、漏らせ』
精神の命令が、頭の芯を焼く。シオンは歯を食いしばった。
「も、黙れ……私は、騎士だ」
だが、言葉とは裏腹に、喉が渇く。触手が、第二の侵入者を送り込んできた。今度は、尻の谷間。そこも、粘液に塗れて、抵抗を失っている。
「ひぃ……っ」
二本の触手が、体内で交差する。腸と子宮の壁が、薄い膜越しに触手の動きを感じる。それは、まるで自分の体の中で、別の生き物が踊っているような異様な充足感だった。
「や、やめ……私、が、私の体が」
独白が、震える息に変わる。触手が、ゆっくりと速度を上げる。粘液が、肉を塗り込める。最初は拒んでいた体が、今では自ら波打っている。
「あ、ああ……」
声が、だらしなく洩れる。シオンは、自分の声を初めて聞いた。それは、戦場で剣を交えたことのない、甘く、切ない、女の声だった。
『――堕ちる、女騎士』
「ち、違う……まだ、私は」
だが、腰が、勝手に動いている。触手を、より深く求めて。乳房が、揺れる。先端が、冷たい空気に硬くなり、触手に絡め取られる。乳首を、粘液が滴る先で弾かれる。
「ひゃっ」
短い、甲高い声。シオンは、自分を恥じた。だが、羞恥すらも、今では別の熱に変換される。体が、喜びを覚えている。心が、拒みながらも、肉は正直に濡れている。
「も、許して……こんな、に」
懇願は、自分に向けられたものだった。だが、触手は容赦ない。三本目が、口元へ。唇を割り、喉奥を塞ぐ。唾液が、触手に絡め取られ、絡みつく。
「ん、ふ……」
呼吸が、ままならない。体の三つの穴が、同時に犯される。それは、まるで自分という存在が、触手の一部にでもなったような、錯覚を生んだ。
「ん、ぐ……は、あ」
速度が、さらに上がる。体内で、触手が踊る。子宮の壁が、甘く痺れる。それは、もう痛みではない。違う、確かな愉悦。シオンは、自分の体が、初めて知る感覚に、震えた。
「こ、これが……私の、体?」
独白が、涙に濡れる。だが、涙すらも、触手が啜る。精神感応で、怪物の喜びが、直接、頭に響く。
『――もっと、堕ちろ』
「あ、ああ……」
腰が、激しく震える。それは、もう自分の意思ではない。体が、勝手に絶頂を求めている。子宮が、熱を帯び、収縮する。それは、まるで内側から、体が壊れるような感覚だった。
「だ、め……私、が、私の――」
言葉が、途中で途切れる。代わりに、甲高い喘ぎが、谺する。
「あ、あああっ」
最初の絶頂が、来た。体が、弓のように反る。触手が、さらに深く突き刺さる。子宮の奥で、熱が爆発した。それは、剣で敵を斬ったときのような、鋭い充足感ではない。違う、もっと底知れない、体の芯を溶かすような、甘い破壊。
「ひゃ、あああっ」
声が、だらしなく響く。シオンは、自分の声を初めて聞いた。それは、騎士ではない。ただの女の、恥じらいを失った叫びだった。
『――まだ、続けろ』
触手は、絶頂の収縮を嘲笑うように、動きを止めない。さらに速度を上げ、肉を塗り込める。二本の触手が、子宮と腸を同時に責め立てる。それは、まるで体の中で、別の生き物が暴れ回っているような、異様な感覚だった。
「や、やめ……も、許して」
懇願は、もはや自分に向けられたものではない。シオンは、触手に向かって、頭を下げた。
「も、思い切りイかせて……もう、許して」
それは、明確な敗北宣言だった。騎士の誇りが、最後に砕けた音。触手は、喜びを伝えた。
『――もっと啜る』
次の瞬間、体の中で、触手が膨張した。粘液が、子宮を満たす。それは、熱い。違う、冷たい。区別が、つかない。シオンは、自分の体が、初めて知る感覚に、震えた。
「もう……許して」
シオンの呟きと同時に、太い触手が彼女の腰をがっちり掴んだ。びくん、と背骨が弧を描く。触手が最奥に押し付けられ、そこを捏ね回されるたびに、下腹部が勝手に波打つ。意識が遠のく瞬間、彼女は自分の声を聞いた――
「あ、あああっ!」
第二の絶頂は突然やってきた。閃光のように、頭の芯を焼き、肺を裏返し、下肢を痙攣させる。白い火花が視界を埋めた次の瞬間、すべてが抜け落ちた。触手がゆっくりと引いていく。体液を滴らせながら、石床に放り出される。冷たさが頬に戻った。解放、とはこういうことか――意識が底へ滑り込む前に、彼女は自嘲気味に唇を噛んだ。
最新エピソード
――第五十層。区切りとなるその場所は、意外なほどに静謐だった。
壁面を覆う肉質の粘膜は、これまでのどの階層よりも白く、まるで聖域の静寂を模している。だが、立ち込
――第四十九層。その空間は、これまでのどの階層とも異なり、静謐に包まれていた。
壁面は湿り気を帯びた肉色の粘膜で覆われ、微かな、しかし確実な脈動を繰り返している
――第四十八層「虚無の静寂」。
そこは、前層の喧騒と眩いばかりの鏡光とは正反対の、粘着質な沈黙が支配する虚無の回廊だった。シオンの足音だけが、不自然なほど明瞭に
――第四十七層「共鳴する残影の鏡房」。
暗く湿った羊水の揺籃を抜け、シオンが辿り着いたのは、天井も壁も床も、全てが歪な鏡面のような結晶で覆われた静謐な広間だった







