เรื่องย่อ
闇の底で見つけたものは?
บท1
鉱山の空気はいつも肺の奥まで、重い粘液のように染み込んでくる。湿った土の匂いと粉じんの乾いた臭い、そして何とも言えない鉄錆の重層的な香りが、暗闇の中で渦を巻いている。松明の灯りは、闇に浮かぶ粗い岩肌を不気味に揺らし、私自身の影を巨大な怪物のように壁に映し出す。私はムーカセ・ピスト。地質学者の資格を持ちながら、この暗黒の地下世界で日々、鉱脈の探索に明け暮れる一介の鉱山夫である。
突如異世界から襲来した魔族が魔法を独占し、その頂点に立つ魔王が人類を支配するこの世界で、人間に許された道は極めて限られていた。魔法を学ぶことは禁じられ、魔術を使おうとすれば即座に処刑される。私たちに与えられる仕事は、地の底を這いずり回り、鉱石を掘り出し魔族の産業を支える資源を供給することだけだった。地質学という学問は、魔族にとって都合の良い「道具」としてのみ認められている。鉱脈を見つけ出し、効率よく採掘するための、人間の知恵の榨取だ。私がこの道を選んだのは、地の底には魔族でも制御できない何かがあると、幼い頃から信じていたからだ。父はかつて鉱山夫で、魔族の圧政の下で命を落とした。母は常に言った。「ムーカセ、地はお前を見捨てない」と。
高収入だ。確かに、この仕事は他の人間が夢見ることすら許されない報酬を、魔族は約束してくれる。だが、その代償は計り知れない。常に暗く、常に危険で、一瞬の油断も許されない。坑道の木製支柱が、上層からの圧力に耐えきれず軋む音が、いつも私の背筋に冷たい汗を流させる。今日も私は第七号坑道の最深部、いわゆる「東側支脈」と呼ばれる区域で、新しい鉱脈の可能性を探っていた。ピックアックスを振るうたびに、肩の筋肉が悲鳴を上げ、腰椎が鋭い痛みを突き刺す。息は荒く、額の汗が塵と混ざって泥となって頬を伝い、唇の端に鉄の味を広げる。ランタンの炎は、酸素の薄いこの場所で、常に消えかけている。







